平成27年度第53回千葉県学校事務研究協議会総会が、5月26日に千葉県文化会館にて開催されました。 開会式の挨拶の中で、鈴木会長は「平成11年度の第1次中期研究計画から数え、4次にわたる計画が平成26年度に終了しました。第4次中期研究計画では、一人一人が学校運営を担っていると自負をもち、理想とする事務職員像を描き、教育が生きる学校事務の研究実践が積み重ねられました。学校はたくさんの課題を抱えており、急激な教育改革、それに対する政策が実施されています。“みんなで取り組む『教育立県ちば』プラン”では、地域とともにある学校・チームとしての学校づくりが求められていますが、同時に事務職員に求められる能力や役割も大きく変貌してきています。昨年度の総会で、教育が生きる学校事務を追求するということは、全事研のミッションである『子どもの豊かな育ちを支援する学校事務』と深く通底しています。全ては子どもたちのためにという原点に立ち戻って、第5次中期研究計画を立案しているところです。
共同実施については、県下を見渡すと管理規則の改正、要綱の見直しなどが整備されてきました。地区の特性や資源を把握し、それを生かした実践が各地区で行われていると承知しています。共同実施が学校や地域に貢献できるものとなるよう、これからもさらに組織化を強くしていきたいと思います。今後も本会と各地区が連携を強化しながら、皆様とともに研究の深化・実践を目指して取り組んでいきたいと思います。」と述べました。
総会では、平成26年度事業報告・決算報告・監査報告、平成27年度研究方針及び研究目標・事業計画・予算・役員等が承認されました。午後の全体研修会?では、千葉県教育庁企画管理部次長 溝口敏行氏より「千葉県教育の現状と課題について」のご講演をいただきました。全体研修会?では、研究部と特別委員会による次期研究計画の提案がされました。
また、新たな研究計画の策定にあたり、本会と各地区が取り組んでいく研究の方向性を表す全体像が「千事研ビジョン」として提示されました。協議では、会員の皆様より貴重なご意見をいただきました。