第53回千葉県学校事務研究協議会総会でご承認をいただきましてありがとうございました。研究方針・研究目標に基づき、本年度も微力ながら精一杯責務を遂行してまいります。
総会では、「学校教育の進展及び教育環境整備に寄与できる総合的判断力をもった事務職員」を目指す事務職員像に掲げた第1次中期研究計画から、第4次中期研究計画での「地域とともに歩む学校づくりの中で、事務職員一人一人が学校運営を担っている自負を持ち、理想とする事務職員像を追求し、教育が生きる学校事務」を追求してきた経過を振り返りました。諸先輩方が積み重ねてきた研究成果や課題を引き継ぎ、改めて「子どもの豊かな育ちを支援する学校事務」を私たちの使命として確認し、千事研ビジョン・第5次中期研究計画を推進してまいります。
学校や子どもたちを取り巻く状況は依然として厳しいものがあり、教育再生実行会議や中央教育審議会等を中心に教育改革が急激に進んでいます。千葉県でも、未来を担う子どもたちの育成を目標に、子どもたち・家庭・学校・地域の姿を展望した中長期的なビジョンに立った第2期千葉県教育振興基本計画が同時進行で策定されました。
地域とともにある学校づくりが、保護者・学校・地域一体となって行われようとしています。私たち事務職員も「チーム学校」の一員として、研究を深めながら学校経営や運営に積極的に参画し「教育が生きる学校事務」の具現化を目指していきたいと考えます。
大幅な世代交代や統廃合による職員数の減少、急激な社会の流れ・教育改革の只中という困難な状況もありますが、若い世代にバトンを円滑に引き継ぎながら、第5次中期研究計画の2本の柱を中心に研究を深め、新しい時代に対応した学校事務職員像を追求していきましょう。
平成30年度に迫ってきた全事研大会の準備をはじめ、共同実施や研修体系等の各地区で定着等、目前に課題が山積していますが、子どもたちの豊かな育ちを支援する学校事務が確実に実現できるよう、会員の皆様と手を携えてまい進していきたいと思います。ご支援とご協力を、よろしくお願いいたします。