平成28年度第54回千葉県学校事務研究協議会総会が、5月24日に千葉県文化会館にて開催されました。
開会式の挨拶の中で、若月会長代行は「中教審答申において『事務職員の職務規程等を見直し、学校運営に関わる職員であることについて、法令上明確化することを検討する』という方策が出されました。千事研では、平成30年に開催される50周年記念全国公立小中学校事務職員研究大会千葉大会の主管支部として、実行委員会を立ち上げ準備を進めています。事務職員はチーム学校の一員として、時代の要請に応えていかなければなりません。今までにも増して、会員のご支援・ご協力、そして、千葉県教育庁をはじめ教育関係団体の皆様のご指導とご支援をお願いします」と述べました。
来賓挨拶では、千葉県教育庁企画管理部部長溝口敏行氏が、本年4月に発生した熊本地震にふれ「海に囲まれた千葉県では、津波による被害が想定され、近年集中豪雨や突風による被害も増加している。常に最悪の事態に備え、準備や点検を学校職員全体でしっかりとやってほしい」と話されました。また、個人情報の取り扱いによる不祥事の話をされ、教職員の責務の重大さを改めて実感させられました。
全国公立小中学校事務職員研究会会長鳥本安博氏は「新しい時代の教育や、地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について、中教審答申において具体的な施策が示されました。学校の事務体制をさらに強化するため、事務職員の研修内容の充実が図られることが必要です。チーム学校の一員として職責を生かしていくことが期待されています」と話されました。
総会では、平成27年度事業報告・決算報告・監査報告、平成28年度研究方針及び研究目標・事業計画・予算・役員等が承認され、今年度の研究活動がスタートしました。
午後の全体研修会Ⅰでは、千葉県教育庁企画管理部次長伊勢田洋彰氏より「千葉県教育の現状と課題について」のご講演をいただきました。続いて全体研修会Ⅱでは、研究部による第5次中期研究計画の研究報告がされました。協議では会員より貴重なご意見をいただきました。